岸本要害城

別名 岸本砦  付近住所 鳥取県西伯郡伯耆町岸本  現在-
2008/11/24 碑・案内板アリ 日本城郭大系


 この要害跡は、戦国時代の武将別所小三郎長治(播州三木城主)ゆかりの地と伝えられている。
 山頂の標高73メートル、崖下の標高40メートルで「岸本の城跡」とも呼ばれている。
 ここは切り立った断崖であるが、上は平坦であり、山頂からの眺望はすばらしい。
 吉定部落の瑞応寺にある伝記によると、大永6年(1526年)三木城主(兵庫県三木市)別所加賀守就治のことが記されており、天文中に尼子勢を追って、伯耆国に来たと伝える。
 別所加賀守就治は、別所小三郎長治の祖父にあたる。
 また、伯耆誌には「村の東5丁許り稍高き地にて其上は平原なり何人の古蹟なるや」と記されている。
(要害 戦国時代の豪族の砦や館を言う)